学校休校による当社の「まずやる、後でなおす」②

弊社のある酒田市の学校は3月3日から休校となりました。

とりあえず、当社としてやれることの一つに「子供との同伴出社を可能にしよう」と

始まった初日から混乱が起きました。

  • 乳児は目が離せない状況であり、見守りとして事務所スタッフに負担が集中した
  • 活発な小学生はじっとしていられず、車の進入がある会社敷地内で遊んだりや公園の出入りなど交通事故の危険を感じた

このままでの状態では受け入れ続行に問題があり、結局困るのはスタッフであり会社であるため

もう一度集まって協議する必要があると感じました。

「後でなおす」再び協議をしました

子供を連れてくるにあたり会社が用意できるのは「場所」であり、必要な準備は各自の家庭で行う。

最初から誰かに頼る前提で連れてくるのは違うだろう。

ただし、小さい子だからダメ、大きい子ならOKではなく問題があるなら解決する方法をみんなでアイデアを出し合うことが大切。

…そんなことのようでした。

子供を受け入れること自体のどうなのか?

賛成 4名(先日からの通りで良い、特に対策必要無し)

反対 0名(子供受け入れ自体やめた方が良い)

改善の余地あり 4名(アイデアを出し、条件を設けて実施するなら良い)

何らかの条件が必要と感じている人がいるならば、モヤモヤした気持ちを抱えた状態で続けられないので

しっかりその方法を協議したい。

実際に飛び交ったリアルな意見をお届けします

議長Aさん:やはり課題は小さい子への対応ではないかと思うが、皆はどう思うか?

Bさん:子供の面倒を見るのは構わないが、逆に自分たちから子供に風邪などをうつしてしまわないか心配。

Cさん:スポ少でもそうだが、他の子供を見たり預かったりというのは、何かあったときに責任が取れず

すごく気を遣う。特に小さい子は何を起こすか分からないので心配に思う面はある。

Bさん:子供をみるために、その日は誰かが担当するなど、子守りの当番制にして決めてはどうか?

製造としては今回、もともと子供を受け入れるとした時点で、シフト制で有休を使う前提もあるので

仕事量を減らした工程を組む。子守り当番として人手が減っても会社を休まれるよりずっと良い。

子守りをしながらでも会社にいてくれた方が工場は助かる。

議長Aさん:小さい子を含め受け入れるなら、私もその方法しかないと思う。

ただ、1日ずっと当番はきついのでは?1~2時間ずつ交替してやるのはどうか?

Dさん:子供を連れてきた家として、一番負担や迷惑をかけてしまうのは自分の子で、申し訳ない。

先日も実際にJさんにすごく負担をかけてしまった。

議長Aさん:そうなったことも、連れてきてみて初めて分かった事。そんなに負担がかかると思わなかった。

というのもある。それらは結果論なのでまずやってみたことで改善の必要があるならその策を協議しましょう。

Dさん:皆の迷惑にならないように、連れてきたとしても抱っこ紐をして製造の仕事をすること考えている。

Bさん:工場内は物にぶつかったりするし危険があるのでそれはやめて欲しい。

議長Aさん:やはり工場は危険が多いので子供を入れるのはダメだと思う。

Eさん:例えばDさんが子守りをしている間、自分が代わりに製造を手伝うこともできる。

議長Aさん:育児はお互い様。自分も双子だったので他の人の2倍会社を休んでいた。

あの時は休まず済む方法があれば…と感じた。

Bさん:いずれにしても子供を受け入れる問題は常に課題があると思う。次世代も子育てする経験が

きっとあると思うのでその時は大変に思うだろう。迷惑とかあまり過度に感じなくても良いと思う。

Dさん:そう言ってもらえるのはとてもありがたい…。

議長Aさん:独身スタッフの皆はもっとこうした方が良いとか、意見はないだろうか?

Fさん:Bさんの言った考えに賛同します。

Gさん:反対ではないが、自分が子供を見れるか心配…。

Hさん:子供は好きなので、当番で見るのは全然かまわない。

議長Aさん:登板でやるならば、子育て経験のある親だけでローテーションすると負担が大きいので

独身のみんなも経験だと思ってやってみるのも悪くないと思う。

Gさん:一緒にゲームしたりしてもいいのだろうか…。会社だけど…。

Bさん:それも子守り中の仕事だし、一緒に接することで子供はどういう事が喜ぶのか良い経験になると思う。

議長Aさん:敷地内の問題に対しては、子供は原則として事務所から外に出ないこととし、出る場合は

当番が付き添う事としましょう。

議長Aさん:結果として、連れてくる場合は前もって前日までに連絡する。

人数、年齢により子守りの当番など必要な場合は、朝礼でその日居るスタッフで割り振りを行いましょう。

子守り係として社長も例外なく当番の対象となる(笑)

まとめ

とりあえず、子供と同伴出社してみた。そしてみんなで知恵を出し合い修正してまた実践してみよう。

子育て世代のスタッフが「あ~~~会社を休まなきゃぁ~~~」とか

会社のリーダーが「あ~~~誰々さんが長期で休んだらどうしよ~~~」とか

絶望に打ちひしがれるより、これが会社の理想的なカタチではないけれど、このご時世だれも不幸にならないことは何だろう??

と考える方が何だかワクワクしません?

結果的に今後も突然舞い込んでくるリスクに対し、社長や上司の指示を待たずに自分たちで回避できるようになったら

サイコーだと思うんです。

協議から数日して…

子供と同伴してくる数は減りましたが、継続しています。

その子供たち同士も仲が良くなり、ワイワイ楽しそうにしています。

電話の声が聞こえねーんだよ(笑)