中干しすると資金を得られる??Vol.1
お久しぶりです。
今年の4月は気温の乱高下が多く、農作業にかなり支障があったのではないかと思います。
そんな4月もあとわずかです。
農家さんのGWは農作業の佳境。今年も良かった!といえるようになってもらいたいです。
さて、話は大きく変わりますが、「温室効果ガスによって地球が温暖化している」ということで
あらゆる産業分野が温室効果ガス削減の方向に向かっています。
分かりやすいところで言えば、電気自動車に乗ることとかでしょうか。
なんと、自然に近い産業である農業も温暖化の影響があるというのです!
水田からも発生するメタン
人間活動によって発生する温室効果ガスの70%以上が二酸化炭素ですが、
約14%がメタン。そのうち約1割が水田から発生しているとのことです。
※独立行政法人農業環境技術研究所 より
どういうこと?
田植え直後の土は多くの酸素が含まれているのでメタンの発生は無い。
しかし、稲が呼吸するため酸素を取り込んでいくし、気温も上がってくるため、
田植えから約1ヶ月で酸欠になり、メタンが発生するという。
「中干し」が効果あるのだとか!
水田のメタン発生を抑えるためにはどうするのか?
「中干し」を行うといいようだ!
はい!それは以前より、中干しには”溝切り”を行い嫌気性ガスを土中から排出させ、
酸素を取り込む効果があるとカタログ上やホームページでもお知らせしています。
さらには、中干しして落水期間を長くすることが重要で、これまでよりも7日間延長すればよいとのこと。
この延長によりメタン発生量を3割削減できるというのです。
社会的な流れから、メタン発生は抑えたい心情はあります。
それが我々農業、水田が原因のひとつと言われればなおさら。
しかし、それだけで積極的に「中干し」してやろう!
おぉー!!
となるでしょうか。
続きは次回に