【御礼】酒米水田除草技術講演会・交流会

去る11月19日、新政酒造株式会社さま講演による「酒米水田除草技術講演会・交流会」を開催いたしました。当日は冷え込みもあり雪道の中を遠方よりご参加いただいた方、ご宿泊でご参加いただいた方など、ご多忙中にも関わらず県内外より約40名の方々がお越し下さいました。誠にありがとうございます。
 
 
講演会では新政酒造の起こりや背景、日本酒の歴史から語られました。大正時代まで日本酒といえば灘や伏見といった暖かい西日本しか作れないとされていた日本で、昭和の初めに寒冷地でも発酵する、後の「きょうかい酵母6号」が新政酒造にて出現、発見された事により東日本でも酒造りが可能になったことなど新政酒造が日本史においても大きな影響をもたらした歴史的事実はとても興味深いお話でした。
 
 
秋田市の鵜養地域の皆様と共に酒米栽培を始めてからの、試行錯誤と苦労の連続。この作業をここまでやったらどうなるんだろう?例えば8月のお盆まで除草機を入れたら稲や田んぼは一体どうなるんだろう?やり過ぎを恐れず、あえて最大まで行ってみることで失敗も含めて研究した中から得られる実体験を次の栽培や除草に生かす、という姿勢を今も徹底されています。
 
 
参加された方からいただいた感想として、
「凄い講演だった。水田農業や除草技術のハウツーのみならず、自分の利益と同じく地域を良くするためなぜそれをやるんだ、どんな気持ちでやるんだ。ということを考える一助となった。参加して良かった。」との嬉しい声もいただいております。
 

交流会では同会場一階「月のみち」様にて、美味しい料理とお酒と共に、ご参加皆様の様々なお話で盛り上がりました。

このたび、農業機械業界で恒例に行われている「展示会」とはまた違った交流ができたことは弊社にとってもこの上ない価値と財産なりました。今後もこのような興味深い内容のイベントを企画したいと思います。

最後に、ご講演をいただきました新政酒造株式会社さま、講師の加藤誠士さまに心より御礼申し上げます。