田植機用溝切機の適応機種が増えますヤンマー「Pes-1」
4月を目の前にしていよいよ農作業が始まってきました。
作業本番になる前に農業機械の準備が不十分だった!
という事にならないで欲しいところですが、
そもそも欲しい製品に適合性が無い場合はどうするの??
そんな心配を解消いたします。ちょっとお時間とお手間をいただきますが…。
- うちに眠っている又は使っていない田植機ある
- 買い替えのため田植機を下取りにだそうかと
- 車輪の幅が細い田植機は何か再利用できないか?
そんな方はいらっしゃいませんか?
今まで使っていた田植機を下取りに出して新しい田植機を安く買いたい。
そんな気持ちも理解できますが
当社には田植機を再利用した作業機アイテムがいくつかあります。
- 水田用溝切機
- 水田株間除草機
- 溝堀(明渠掘り)機
なぜ田植機に?
トラクターに比べ、田植機の車輪が細いことに着目しました。
よって、圃場に植えられた苗の間(つまり条間)を移動する際に
作物を踏まずに作業できる動力源になるからです。
溝切、除草、明渠とこれらは簡易的な乗用タイプはあるものの
圃場に足をつけて作業しなければなりませんが
田植機が動力源ならオペレーターは座席に座って作業をすることができます。
しかし、メリットばかりではありません。
- 後ろを見ながらの作業
- 多様なメーカー、型式による作業機取り付けの非共通
そうなんです。トラクターにロータリーやドライブハローなどの作業機を取り付けるように
装着部分が共通化になっていますが、田植機は各メーカー、型式でそれぞれ違っています。
そんなメリットを覆す、当社最大の強みがあります。
63種類の当社ヒッチ型式により、農機5メーカー、165機種(2020年1月現在)の田植機に適合させることができます。
もちろん、田植機にも耐用年数があるように古い機種から新しくなってきています。
よって廃盤になっていくヒッチ型式もありながら、年々新たな田植機種にも対応していく取り組みを強みとしています。
ヤンマー社製の田植機にPe-1やPe-4には適合する当社ヒッチの用意はあるのですが
今回ご依頼いただきましたのは同じヤンマーの「Pes-1」という型式です。
最近、西日本地域からのお問い合わせやご注文が増えているため、ミニサイズの田植機が増えています。
当社の既存型式でヤンマーのPes-1に適合するヒッチがありませんでした。
よって、ご依頼主様の協力のもと、新たな製作をいたしました。
最初のお問い合わせをいただいてからこのようなやりとりをして完成させていきます。
- 1.画像送付(ご依頼主様)
- 2.画像の確認(当社)
- 3.寸法採寸の対応(ご依頼主様)
- 4.試作1回目(当社)
- 5.試作の取り付け確認(ご依頼主様)
- 6.試作の調整・修正(当社)
- 7.場合によって繰り返し(双方)
- 8.本製品化(当社)
採寸する場合はこのようなシートを準備しています。
もちろん、ご依頼主様からは新たな作業機を取り付けする覚悟(笑)となる
田植えスライダー部分を完全に外してもらう必要があります。
はい!このように試作品が田植機に装着できました。
あとは型式を決め、形状によっては溶接するための治具を製作しヒッチのラインナップ追加となります。
今回はヒッチ型式「YJ」といたしました。
ヤンマー社製は16種類目となります。
- 溝切機 PDS-2YJ
- 除草機(4条用) SPW-42YJ
- 溝堀機 PM-66YJ
4月から6月までの繁忙期中はかなりお時間いただくことになりますが
それ以外でしたらご用命承ります。
溝切り、除草、明渠掘り以外でもこんな作業機を田植機の後ろに取り付けて
農作業をラクしたい!などのアイデアがありましたら
お気軽にお問い合わせください!!