TOCやMGを学んで考え方が変わってきた②
先日、9日間にわたる長期出張に出かけました。
九州、中国方面ですが、要所に大阪で行われた研修を受けてきました。
酒田→新潟(車)約150キロ
新潟→福岡(飛行機)約1,000キロ
博多→熊本→大分→小倉(レンタカー)約650キロ
小倉→大阪(新幹線)約500キロ
大阪→岡山(新幹線)約200キロ
岡山県内(レンタカー)約200キロ
岡山→大阪(新幹線)約200キロ
大阪→新潟(飛行機)約1,000キロ
新潟→酒田(車)約150キロ
全行程、約4,000キロ!!でも実際に自分で運転したのは1,000キロくらいですけどね。
そんな時、会社では問題が起こっていた!
確認してほしいことはLINEなどでバンバン情報が飛んでくるのですが
割とどうでもいい話(笑)。もとい、報告の多くは現地にいるスタッフ同士で解決できる内容です!!
そして当人は結構どうでもいいと思っていることがLINE等で報告せず
自分たちで混乱を引き起こしていたりする。
【問題】とある確認をしたかったのだが、当人はすごく忙しそうだったから相談しなかった。
【結果】状況の重さを後で知り、残業しなければならなかった。
出張中の大阪で書籍「指示ゼロ経営」~リーダーが何もしないとうまくいく~
の出版記念講演を聞きに行った際にこのようなお話をしてくださいました。
書籍はこちら
おーーー。これは米ちゃん(米澤晋也さん)の「自由と好き勝手をはき違える部下」が使えるだろうか。
表にするとわかりやすいので見てください。
【①提案内容】
忙しい時でも気軽に相談できて、現在起こっている問題を早急に解決したい。
|
【②プラス面】
相談しないことで忙しい相手がフリーに仕事に集中できるだろう。 相談しない方が問題が表面化されず精神的にラク。 |
【③マイナス面】
問題を先延ばしにすることで工程が遅れる。 悩みが解消されない。 |
【④プラス面が活き、マイナス面が解消されるアイデア】
○○○○ ○○○○ |
①提案内容を言い出せなかった理由は頭の中でプラス面とマイナス面を天秤にかけて、決めきれず
先延ばしにしてしまったのでしょう。分かっていても言い出せないなんてことは理解できます。
ここは良き理解者(経営者やリーダーとは言わない)の出番が必要かもしれませんね。
付箋に書き出す時間は無いかもしれませんが、②プラス面と③マイナス面をヒアリングし、
④の新たなアイデアを生むことで残業は回避できたかもしれません。
大事な事なので同時に残業の話もしました。
以前、ブログ内でもこの表をお見せしました。
残業はどこに入るでしょうか?
残業したことで、Pを高くしてもらえるのでしょうか?
残業することでVを下げることができるでしょうか?
少しでも上の表、MQ会計表を知っているスタッフは「ハッ!」と気づいたようです。
繁忙期は太字のQ、数を生むために一生懸命に製造活動を行います。
そこには少し残業もしなければならない期間もあるでしょう。
しかし、製造個数(Q)を出すためにやろうと決めた残業と
問題が先延ばしにして本来やらなくてもよかった残業とでは
金額が同じでも気持ちが違います。
残業って慣れると怖いですね。何でも残業すればいいとなってしまう。
経営者としては大きな問題です。
次回からは、こういうツールを武器に長期出張中でも自分たちで解決できる??
指示ゼロへ向かう?のかなぁー??
指示ゼロへ向かう?のかなぁー??