TOC学会にて当社業務の事例発表をしました!その1
去る2019年10月19日(金)に東京において、TOC学会に参加してきました。
北海道から九州までTOCを志す、もしくは指導されている方など大勢の前で事例発表を行う機会をいただきました。
「Why? TOC」
TOCとは何ぞや?
イスラエルの物理学者であるエリヤフ・ゴールドラッド博士による……
ザ・ゴールという書籍……
制約条件の理論……
はぁー、何?
カンタンに言うとこのようなことが挙げられます。
- 思い込みによる膨大な業務を整理して取り除く
- 過剰に仕事を入れず、制限して早く完了させる
- 業務の詰まりやモヤモヤを解消して仕事を早くする
- お客様が求められる量にお応えすることによる利益
- 仕事を早く終えたことによる、空いた時間の有効活用
- 我々だけではなく、当社製品を求めるお客様もユーザーさんも 協力外注さんや仕入れ業者さんもみんなが幸せになる
などなど
私はこんな風に理解しておりますが、
しかし、すべて「かもしれない」と言ってよいでしょう。
実行しなければ得ることができません。
その製品は突然「ヒット商品」に化けることとなります。
そして起きた現象は「売り逃し」です。ユーザーの皆様からすれば「買い損なった」になるでしょう。
電話やFAXの注文に加え、在庫確認の問い合わせなど対応に追われましたが
農作業シーズンのだいぶ前からこんなやり取りを交わされることとなります。
「すみません、在庫ありません…」
「申し訳ございません、次回は2ヶ月後の出荷となります…」
電話を終えた営業スタッフはとても残念な気持ちで受話器を置くこととなります。
そうです、「売り逃し」をしておりました。
折角の販売チャンスを何とか物にしたい。そんな思いから製造スタッフに追加生産をお願いするも
「他の製品をも遅らせられないから追加なんてできるハズないだろう!!」と叱責されます。
事務所内のモヤモヤ、会社全体の雰囲気の悪さが拡大していきます。
よし、翌年はもっと製造のボリュームを増やしてお客様の要望に応えよう!
そのためには、頑張って仕事量の投入を多くしようという風に決意をします。
更なる悲劇が待ち受けることも知らずに…
そんな翌年の展開を次回のブログ「その2」で紹介したいと思います。