私とMG Vol.01

社内の教育研修として2018年よりマネジメントゲームに参加しています。

あの時のMGはどんな様子だったか、どんな学びだったか、気づきは?

備忘録的に残していきたいと思い、ブログにしようと思います。

その1回目

2023.0217-18「仙台うまいもんMG」

2022年12月以来、2ヶ月ぶりのMG

今年初MG

仙台の高木順さんが一般公開しているMGとしては初めてのインストラクションということもあり参加してきました。

4卓。女性多めです。

女性経営者さんはスタッフさんを多く連れてこられています。

なんと!インストの高木さんが美善Tシャツを着てくださってますw

初MGの方も数名いらっしゃってとても丁寧な解説が進められています。

2期のスタート

毎回2期は一番緊張します。よね??

大きなリスクが無かったのですが、行(20行)を使えず撃沈…

 ※行=行動の意

ベテランぶりを見せつけたかったのに情けない(;^_^A

【2期結果】

PQ198 平均P28で C卓へ

F153/MQ97=損益分岐点比率158%

G▲56 自己資本227

現金53、棚卸し在庫:4個54円、小型機械、繰延資産:研究開発2枚

挽回の3期となるか?

C卓では男性が私一人のハーレム状態w

前半に小型機械のアタッチメントを設備増強し

買って、作って、売るの基本をスピード感もって!

という目標を立てましたが、この期も多くの行数を使うことができませんでした。

35行のうち、22行。2/3も使えず…

何やってんだか(-_-;)

市場の回転が停滞していたという他責にはできません。こういうこと(期)もあるさ。

更に利益が落ちることが見えていましたが、次の期の備えを忘れず

ある程度の材料を仕入れて、研究開発戦略を繰越しすることは最低限行いました。

【3期結果】

PQ358 平均P30で ギリB卓へ

F217/MQ195=損益分岐点比率111%

G▲22 自己資本205

現金75、棚卸し在庫:7個89円、中型機械、繰延資産:研究開発3枚

持ち合わせるリソースをフル活用する

3期を終えた時点でワーカー1人、セールスマン1人で行ってきました。

流石にこのままでは、売り上げ上位企業で構成される上位卓に行けるはずがありません。

とはいえ、大型機械に設備を交換できるほどのキャッシュもありません。

よって、開始早期にセールスマンを一人増強(採用)と特急で教育(40円)をする計画を立てます。

つまり、4個製造して5個販売

極力持ち合わせているリソースを最大に活用して、少なくともこの期に今までの赤字分を取り返そうと計画を綿密に行います。

 

結果的は

やりたいことに経費をかけて、そこそこ会社を強くし

少し入札で売り負けることはありましたが、ほぼ計画通りに期を終えることができました。

更には行も2行残すのみ、ほぼ納得のフィニッシュ。決算結果に期待できます。

【4期結果】

PQ868 平均P30で なんとかA卓へ!

F338/MQ448=損益分岐点比率75%

G110 自己資本307(ここで浮上した!)

現金94、棚卸し在庫:10個136円、中型機械、繰延資産:研究開発5枚、教育1枚

大きく立ちはだかる大企業

5期の最後にやっとたどり着いたA卓

そこに待ち受けていたのは大阪八尾からいらっしゃった

本家西研MGでも入賞常連、産廃業の代表でMGインストラクターでもあるMさん。

さらにもう一人インストもいらっしゃり、

このお二人は大型機械に加え、セールスマンも充実し、研究開発も万全な大企業。

私の小さな会社はこの大企業にどう対抗し、この期をどう乗り切り、利益を残せるかが課題でした。

自己資本で浮上していたのでありがたいことに期首に大きく借入ができますが、

それでも大型機械に買い替えるほど余裕がありません。

更に材料が枯渇するのも目に見えています。

そんな中で今まで小規模経営していたわが社が大企業と肩を並べるだけの存在感と

利益を出せるとは到底思えませんでした。

入札市場は5つの都市に開いていることにより、ある作戦を立てました。

設備投資と採用を行わず、爪痕を残そうと。

前半、他の方の販売機会時は、ほぼ自分が入札勝ちすることができました。(いわゆる下を潜るw)

設備に余裕が無いため、買って作って売るという基本作業はフル稼働。とても忙しい。

順調に売れ、行数も進めることができました。

前半終了時に自分の行が他より進んでいることがバレて、私の作戦にほころびが生じ始めます。

私の行を止めようと最も強敵であるMさんも研究開発を特急。

それにより入札負けが続き、その後はことごとく私の入札価格を読まれてしまいますwww

ついには行を進めることもできなくなり、最後2行使えず終了。

目標販売数の10個近く売り逃しました。

とはいえ、大型機械を買う計画も視野に入れていたので結果的に固定費を抑えることができたことで

どう決算結果に活かされるか。

【5期結果】

PQ1000 平均P28で ギリギリでA卓維持!「昇り竜」確定!!

F440/MQ476=損益分岐点比率92%

G36 自己資本319A++ 

大きく自己資本グラフ右肩上がりにすることはできませんでしたが

小規模企業なりに爪痕は残すことができた。

現金355、棚卸し在庫:10個142円、中型機械、繰延資産:研究開発2枚、広告1枚

5期目を振り返って

何とか利益を残したい一心で、下を潜る作戦

本業ではもちろんですが、実際にMGゲームでも複雑な感情を抱かせる行為です。

しかし、こういうことは実業で普通にあります。

今回はあくまでゲームですのでその嫌われる行為を明るく元気に振る舞い、行いました(テヘw)

すると相手はどうでしょう。(本人ではないので分かりませんが)

後半に猛攻撃してきた最強のMさんも楽しそうに入札バトルをしてくれました!

もしかしたら、私が売れずにムスッとした表情と態度でゲームを進めていたなら

コテンパンにやられていたでしょうし、もしかしたらMGゲーム終了時

「なんだあいつ??」という評価を下されていたかもしれません。

負けたー!Mさん、流石です。最優秀経営者賞おめでとうございます。

ベテランでゲーム運びもとても上手なインストプレーヤーの気持ちを揺さぶることで

弱いなりの存在感を示せたのかと思います。

大切なのは、「実務のようにMGを。MGを実務のように」を実現することですね!

やはりMGの醍醐味は講義

私も200期を超えるくらいなので、様々なインストの方のMGを受けてきました。

インストラクターの個性が現れるが講義です。

MGの生みの親、西順一郎先生は「MGは思想である」といいます。

はじめのころは良くわかりません。

私たち企業は利益を求め良い会社にしたく学びを求めます。

直接経営に関わる数字の面での講義が刺さります。

縦横グラフでいうならば、「ヨコ軸」

一方で経験や交流によって人間が善くなること、心が善くなる。

在り方を問うようになる。つまり「タテ軸」

今回インストの高木さんはご自身のバックグランドであるITコンサルタントだからこそ

この先求められるであろう、このタテ軸を中心にご講義いただきました。

その中で特に印象に残ったメッセージを紹介したいと思います。

「今は情報の洪水でマーケティングが聞かなくなってきている」

よって、「良いものを作っても売れなくなってきている」

だからこそ、「在り方を問い」夢や理想を掲げ「しっかりと強く願うこと」

これも西研MGでよく聞かれるフレーズ

「知識より能力、能力より実践」から

高木さんは吉田松陰の言葉の中にタテ軸とヨコ軸があるといいます。

「夢なきものに理想なし、理想なきものに計画なし、計画なきものに実行なし、実行なきものに成功なし」

かといって、明日からこれを実践できるわけでも、すぐに結果が出るわけでもありません。

当社もこの先農業に関わる在り方を問い、経営にも漢方薬のようにじわじわ良い影響をもたらすべく

今後もMGを継続的に学び続けたいと思います。

最後に、MGを語りだしたら止まらなくなりそうなのでこの辺でやめますが

とはいえ、初回なので長文になってしまいました。

次回からは簡潔にこのMG備忘録ブログが継続できればと思います。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。