私とMG Vol.02

2023年3月11日‐12日の2日間

マネジメントゲームを開発された西順一郎先生のところで東京MGに参加してきました。

東日本大震災から12年とのことで社名もこの通り、哀悼の意も込めて。

もやもやしたゲーム前

まずは、本業の方。

今年の冬は厳しい気温の低下の中操業していたこともあり、凍結が頻発し

機械設備の不調、故障が相次ぎました。

かなり修繕や改修にかかる費用もさることながら、

製造の作業を一時停止させなければならない状況になりました。

よって、スタッフが混乱するという事態に陥りました。

ゲーム中のリスクカードのように製造経費5円支払って、ハイハイ、次、切り替えが大事!

という状況に無く、結構メンタルがやられておりました。

まだまだ人間の器の小ささを感じております。

今回のMG研修最大の気づき

毎回、1日目の午前中は西佳恵先生の講義から始まります。

グランドルール「楽しい」「美しい」「効果」についても毎回違った視点でお話ししてくださいます。

その中で、ゲーム後の棚卸し個数が合わない気持ち悪さというお話がありました。

  • 頭では何個完成させると分かっていても、実際に手を動かす個数と違っていた。
  • 頭の理解通りの個数を完成させていたんだけど、記帳の個数が違っていた。

最近参加するゲームではかなりの確率で個数が合わず、インストラクターに修正を求めることが多く

決算が進められない状況でした(;^_^A

ふと、思いついたのが製造業でよくやる「指差し呼称」

「○○ヨシ!」

ってやつですね。

ゴメンですが、正直この指差し呼称、バカにしていました。

カタチだけの人も多いし、本当に必要と思っていなければ、ただやらされてやるだけだと…。

しかし、ゲームで指差し呼称をやってみた

本来は2期のゲーム、準備運動もかねて

前の方の記帳が終わらなければ、意思決定カードを引けないルールになっています。

しかし、今回は後半も含めこのルールを採用されたため、ゲームはかなりゆっくり進みます。

であれば、実際に「指差し呼称」をやってみることにしました。

「完成1個・投入2個 ヨシ!」と指さして声に出して動かし

「記帳1個、2個 ヨシ!」と同様に記入。

いよいよ決算。まずは棚卸し個数の確認

「あってる~♪」

2期は扱う材料・製品個数も多くないため、間違える可能性も低いですが…

全期意識してやってみた

3期以降はゲーム進行も早くなるため、いちいち指差し、声に出しながらやってたら

すぐ自分の出番になってしまいます。

しかし、ものすごく意識を集中して心の中で「ヨシ!」としてみたら

この2日間全期の棚卸し個数が合うではありませんか!!

もう200期を越えているから当たり前と思うかもしれませんが

意外とベテランさんも個数が合わないことが多いのも事実。

佳恵先生のおっしゃる「美しい」は見た目だけではなく、所作や思い通りに事が進む心地よさもあるのだろう。

と自分なりの解釈をしました。

もう一度「指差し呼称」の意味を考えてみよう

間違えて困るのは自分。だからヤル。

それは間違っていないでしょう。ヤルに越したことない!

もっというと、確認作業を怠ったためめに

ミスが発生し、困って作業が止まる。

もしくは大きなトラブルに発展した際、

他の誰かの時間を使うことになる。

内容によってはお金が飛んでいく。業務が滞る。

そんな状況になったら会社の大きな損失になってしまう。

だから”自分が困らないためにやる”では弱い。

全体が全員が気持ちよく!美しく!あるために

ビシッと「○○ヨシ!!」とやってみようではないか!

今回、そんなとても重要な気付きのあるMGでした。

 

また、今回も長話にお付き合いいただきありがとうございます。

これから繁忙期に入るためしばらくMGはお預け期間となります。